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表面加工・特殊印刷技術

付加価値が高まる装飾印刷をご活用ください。

表面加工・特殊印刷技術

高付加価値印刷によるアイキャッチ

平版のオフセット印刷では不可能なインキの厚盛りを可能とするのが、孔版のシルクスクリーン印刷方式です。
例えば文字や、絵柄などの一部を盛り上げて、パッケージのアイキャッチ効果を高めることが可能になります。
さらに、UV照射によりインキを瞬間硬化させるUV印刷技術を応用して、絵柄の上に特殊なインキをのせて擬似エッチング調を創り出す「リオトーン印刷」、クリスタル調の立体的な結晶模様を作りだして素材に美しい装飾効果が得られる「クリスタラスター」等の高付加価値印刷により様々な表現が実現可能です。
また、パッケージの型を抜くと同時に浮き出し加工を施せる「ワンパスエンボス」など、コストにも配慮した意匠性を高める技術にも取り組んでいます。

 

リオトーン(シルク印刷)

クリスタラスター(シルク印刷)

リオトーン×ホットスタンプ(金)


 

グロスニス×マットニス

ホログラム転写印刷

3D立体印刷素材 HALS(R)


 

蓄光インキ

クリアケース


 

FMスクリーン印刷での高精細表現

一般的に使用されているAMスクリーンは、網点が一定の間隔で規則的に並んでおり、網点の大小で色の濃淡を表現します。
このため、安定した調子表現が得られ、印刷しやすい長所を持っていますが、網点が規則的に並んでいるが故に衣料品などの規則的なパターンでは、モアレの発生を避けることはできません。
一方、FMスクリーンは一定の大きさの網点をランダムに分布させ、その密度により濃淡を表現することでこの問題を解決しました。
さらに、このFMスクリーンの採用によって彩度も向上し、色の再現領域も拡大して美しく鮮明な色再現を実現します。

FMスクリーン(Frequency Modulation)

FMスクリーンはAMスクリーンに比べて、絵柄の濃淡に応じて微細な点の密度が変化します。
ひとつの点の大きさは何と20ミクロン。微細な点を印刷するには高い印刷技術が要求されますが、この微細な点の集合が、絵柄の細部の表現を可能にし、質感や奥行きを高めます。

 

 

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